土曜日, 1月 28, 2006

某大学でのシンポジウム

テーマは、「古代遺跡の復元と整備」

結局、遺跡の「復元」はある歴史像の叙述でしかない。いかなる文脈においても語の正しい意味での復元なんてないし。
今回、そのあたりは前提にされて、そのうえでどのように復元していくべきか、という討論になっていたので、共感できた。そして、面白かった。
でも、落としどころは難しい。目指すところはなんとなく(私も含めて)みんないっしょなんだけど、その目指すところを実現するためにやることは、きわめて政治の世界なのでは、という気がする。その政治を誰が担っていくかとか、あまり幸せでない話をこれからやらないと。今日のメンバーはその辺の政治は好きそうではあるけど。